ベトナムの9つの世界文化遺産と自然遺産

現在までに、ベトナムには、文化遺産 5 件、自然遺産 3 件、複合遺産 1 件を含む 9 件の遺産がユネスコによって世界自然遺産および文化遺産として認められています。

現在までに、ベトナムには、文化遺産 5 件、自然遺産 3 件、複合遺産 1 件を含む 9 件の遺産がユネスコによって世界自然遺産および文化遺産として認められています。

ハロン湾。 (写真:ミンドゥック/TTXVN)

現地時間午後5時39分（ベトナム時間9月16日午後9時39分）、サウジアラビアの首都リヤドで、第45回ユネスコ世界遺産委員会が文書を承認した。バ諸島（クアンニン省とハイフォン市に位置）は世界自然遺産に登録されています。

【ハロン湾・カットバ諸島は世界自然遺産】

したがって、現在までにベトナムには、文化遺産 5 件、自然遺産 3 件、複合遺産 1 件を含む 9 件の遺産がユネスコの世界自然遺産および文化遺産として認定されています。

1. フエ記念碑群 - 1993 年の世界文化遺産

1993 年 12 月 11 日、フエの記念碑群はユネスコの世界遺産リストに正式に登録されました。これはリストに登録されている 410 番目の遺産であり、ベトナムの最初の世界遺産です。

フエ記念碑群には、フエ市、フォン トラ町、フォン トゥイ町、フー ヴァン地区 (トゥア ティエン フエ県) に点在する 29 の遺跡があり、主に木材で作られた 500 近くの主要建築物が含まれています。

フエ城塞。 (写真: Tuong Vi/TTXVN)

ほぼ 400 年 (1558 ～ 1945 年) の間、フエは 9 つのグエン領主 (16 ～ 18 世紀) の首都であり、タイソン王朝 (18 世紀後半) の首都ダン チョンにあり、その後国の首都が統一されました。グエン王の第 13 代統治下（1802 ～ 1945 年）。

古都フエには、ベトナム人の知性と魂を象徴する多くの価値観を含む有形・無形の文化遺産が今日も保存されています。

2. ハロン湾 - 世界自然遺産（1994年、2000年）

1994 年、ハロン湾はその美的価値によりユネスコによって世界自然遺産として認められ、2000 年には地質学と地形学における卓越した世界的価値により 2 度目の再認定を受けました。

黄金色の太陽が海の真ん中にそびえ立つ山々を覆い、ハロン湾の雄大で圧倒的な景色を作り出します。 (写真: ファム・ハウ/VNA)

ユネスコによって世界遺産として認識されている地域は、大小775の石灰岩の島々を含む面積434平方キロメートルであり、遺産価値を構成する本来の要素の一つであり、遺産法に基づいて管理・保存されています。環境保護法;世界文化遺産および自然遺産の保護に関する条約。世界自然遺産ハロン湾の価値の管理、保護、促進に関する規制。 現在のような世界自然遺産を持つハロン湾は、厚い石灰岩の層が堆積し、何度も沈み、海水によって浸食されるという、4億年近い地質の歴史を経てきました。 3. ミーソン遺跡 (クアンナム) - 1999 年世界文化遺産

時と戦争によってひどく荒廃しましたが、ミーソンに残っているものは、依然として世界の歴史、文化、建築、芸術の遺産において極めて重要な役割を果たしています。

建設は 4 世紀にバドラヴァルマン王 (在位 349 年から 361 年) によって始まり、ジャヤ シンハヴァルマン 3 世 (チェ マン) 王の治世下の 13 世紀後半から 14 世紀初頭に終了しました。チャンパ王国の各歴史的時代を代表する多くの建築様式や彫刻様式を持つ寺院や塔。

ミーソン寺院群はユネスコの世界文化遺産として認められています。 （写真：VNA）

ミーソンの建築作品や彫刻のほとんどはヒンズー教の影響を受けています。

寺院や塔はほとんどが東、つまり神々の住まいである日の出の方向を向いています。いくつかの塔を除いて西または東西両方向を向いており、神格化された王の死後の世界への思いと祖先への郷愁を表現しています。

ミーソンの主要な寺院では、リンガのセット、またはチャンパ王の守護者であるシヴァ神の像が崇拝されています。

ミーソンで崇拝される神はバドラヴァルマンであり、4世紀にアマラヴァティ地域の最初の王統を設立した王であり、シヴァの名前と組み合わせて、神王と王の祖先を崇拝する主要な宗教になりました。

4. ホイアンの古代都市 - 1999 年に世界文化遺産に登録

16 世紀後半から 17 世紀初頭のホイアンは、埠頭や船での貿易が盛んな都会の場所でした。

日本、中国、イギリス、フランス、ポルトガル、オランダなどの多くの外国貿易商がここに来て、交易所を設立し、輸出入業務を行って生計を立てました。

したがって、ホイアン スタイルは、先住民の要素やスタイルと海外発祥のスタイルを組み合わせたものです。

ホイアンの古都を訪れる国内外の観光客。 （写真：VNA）

歴史の多くの浮き沈みとともに、ホイアンの古都は今も最も古代の美しさを保っています。

これは、1,068 の古民家、11 の古井戸、38 の氏族教会、19 の仏塔、43 の神を祀る神社、23 の共同住宅、44 の古墳を含む 1,360 の遺物がほぼ完全な形で保存されている遺跡群であり、特別な形式と橋が含まれています。

このため、ホイアンは現代の歴史の中でもユニークな場所となっています。

5. フォンニャ・ケバン（クアンビン） - 世界自然遺産（2003年、2015年）

フォンニャ・ケバンは、約201,000ヘクタールの石灰岩の山地に位置しています。

国立公園の中核エリアは 85,754 ヘクタール、緩衝地帯は 195,400 ヘクタールです。

この国立公園は、石灰岩の層、300 の洞窟、地下河川、そしてベトナム レッドブックとワールド レッドブックに記載されている珍しい動植物を特徴としています。

フォンニャ洞窟は幻想的で美しいです。 （写真：VNA放送）

この地域の地形は、層序や地形に大きな変化が何度も起こっており、非常に複雑です。フォンニャ・ケバンには地球の歴史の印象的な証拠が展示されており、研究者がこの地域の地質学的および地形学的歴史を理解するのに役立ちます。

2003 年 7 月 5 日、第 27 回世界遺産委員会 (ユネスコ) は、世界的な地質学と地形学という例外的な価値の基準を備え、ベトナムのフォンニャ・ケバン国立公園を世界自然遺産として承認しました。

6. タンロン王城塞 - 2010 年の世界文化遺産

タンロン王城跡には、フラッグタワー、ドアンモン、キンティエン宮殿のドラゴンシェルフ、ハウラウ、クアバックなど、地上に現存する数多くの建造物に加えて、多数の建築物も残されています。遺跡: 考古学的な発掘によって明らかにされ、その場で保存されています。

観光客はタンロン王城を訪れます。 (写真: タン・トゥン/TTXVN)

6 世紀のヴァン スアン城塞、6 世紀のトンビン城塞、アンナム城塞に至るまで、異なる文化層の遺跡が重なり合っていることは、ここが我が国の重要な政治文化の中心地であったことを示しています。 11 世紀から 19 世紀までのリー、トラン、レー、グエン王朝のダイ ベト。

発見された遺物や建築遺跡には、宮殿や屋根裏部屋の大規模なシステムも示されています。同時に、ベトナムの伝統的な建築と美術の理解に重要な知識を追加します。

7. ホー王朝の城塞 (タインホア) - 2011 年世界文化遺産

ホー王朝の城塞は、この国と地域で石造り建築の唯一の建造物というわけではありませんが、さまざまでユニークな建築技術が「前例のない」実証となっています。

ホー王朝の城塞の北門は、グレープ フルーツの部分に石が配置された、ローリング アーチのスタイルで建てられています。 （写真：VNA）

ホー王朝の城塞の城壁全体と 4 つの正門は、細かく彫られた正方形の青い石の板がしっかりと積み重なったドーム型の建築で建てられました。

石板は平均長さ1.5メートル、厚さ1メートル、重さは15〜20トンあります。

ゲートには、主に 4 つの方向に応じて、南ゲート、北ゲート、東ゲート、西ゲート (前、後、左、右とも呼ばれます) という名前が付けられています。

8. チャンアン景観複合体 (ニンビン) - 2014 年の混合遺産

美学、景観、地質学、地形学、先史時代の居住の伝統における卓越した独自の価値を持つチャンアン景観複合体は、2014 年 6 月にユネスコによって世界文化遺産および自然遺産として認識され、世界初の混合世界遺産となった。ベトナム。特にこの地には国の特別記念物に指定されている名勝遺跡が数多く残っています。

ここのチャンアンの景勝地は、穏やかな川を囲む曲がりくねった石灰岩の山々、神聖な遺物、豊富で珍しい動植物など、自然に恵まれています。 (写真:ミンドゥック/TTXVN)

国際的な地質学者は、チャンアンを世界で最も美しく魅力的なカルスト地形、2 億 5,000 万年以上前の「屋外地質博物館」、そして多くの希少な動植物が生息する原生林を持つ場所の 1 つであると評価しています。

チャンアン石灰岩のブロックは「化石化した」ハロン湾に例えられ、何度も海から侵入され変形し、長い年月をかけて風化して陸地に現れ、美しい景観を作り出しているという点で独特です。

チャンアンに来て最も興味深いのは、新鮮な空気と静かな空間で自然に浸ることです。

チャンアンの岩、川、森、空の調和は、非常に活気に満ちた魅惑的な自然世界を作り上げています。

チャンアンのパノラマは、緑豊かな森林と高さ約 200 メートルの雄大な円錐形の塔で覆われ、閉じた狭い空洞があり、相互につながった山の尾根と小川でつながった沼地に囲まれており、地下貫通長は最大 1 km です。

9. ハロン湾複合体 - カットバ諸島 (クアンニン市とハイフォン市) - 世界自然遺産 2023

ハロン湾 - カットバ諸島は、植生に覆われた石灰岩の島々などの自然の美しい地域があるため、ユネスコの世界遺産に登録されています。海面からそびえ立つ鋭い石灰岩の峰と、それに伴うドームや洞窟などのカルスト地形。

上から見たカットバ諸島。 （写真：VNA）

ハロン湾にとって、世界自然遺産に認定されるのはこれで3回目となります。

以前、1994 年にハロン湾はその美的価値によりユネスコの世界自然遺産として認められ、2019 年には世界的な地質・地形学的価値が傑出したものとなり、二度目に再認定されました。 2000./.

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更新日 : 18/09/2023