旧宮廷の基礎の上に建てられたこの共同住宅は、かつてトゥック・ファン王が宮廷を開いていたと言われる土地のすぐそばに、18世紀末に別の場所から移築・再建されたものです。共同住宅の中央には、四神獣(龍、ライチ、亀、鳳凰)と四貴獣(桃、菊、竹、杏)が彫られたハンモックドアがあります。彫刻は非常に繊細で、金メッキが施されています。この共同住宅は頑丈で荘厳な建築をしており、数千年前に遡る歴史的価値の高い考古学的遺物も数多く展示されています。